おすすめマンガ。「百万畳ラビリンス」の感想。ネタバレなし。

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 おはようございます!どんな時でも気持ちだけは朝のくらむぼんです。今回は読んだマンガの感想を書いていきたいと思います。

タイトルは……「百万畳ラビリンス」!

 

2015年に初版が出たっぽいですから、割と最近のマンガですね。この漫画、上下巻構成となっております。

 

 

まずあらすじから行きましょうか。

 

 

「ゲーム会社の社宅に住み込みでゲームバグを探すバイトをする礼香と庸子は、気づくと見知らぬ建物の中にいた。

しかしそこはいくら進んでも同じ和室、畳部屋、廊下が続く無限にも思えるほど広大な建造物だった。

この空間から脱出しようとする中、部屋を食べる謎のバケモノと遭遇、さらにはこの謎の世界の秘密を知る男からのメッセージが舞いこむ。

果たして二人はこの謎に満ちた世界から逃れることができるのか…….?イラストレーターたかみちが描く、新感覚SF!」

 

 

 

はい……自分であらすじ書こうなんて思わないほうがいいですね。あらすじとか帯とか作る人って本当にすごいなあ、と感心します。

蛇足は置いておくと致しまして。この漫画、本当にいいです。これだけだと説得力がないですよね。

マンガの魅力って、いろいろあるとは思いますけど、やっぱり絵、ストーリー、キャラクター、とかそこらへんな気がするんですよ。

 

絵はいわずもがなキレイです。イラストレーターさんが書いてるだけありますよね。表紙からけっこうすきです。


百万畳ラビリンス / 上【電子書籍】[ たかみち ]

 

 

風景が特にキレイでいいです!礼香は自分が知らない未知の世界を探検するのが好きな女性なのですが、彼女が生き生きとこのラビリンスを進んでいく様子が伝わってきます。風景が良いので、怖いはずの世界を、それでも美しいと思ってしまいます。僕も探検したいと感じるくらいには……。

ストーリーはさっきもふれましたが、むむむ、これ、ネタバレにならないようにいい感じに説明するって難しいな。謎の世界をできるだけ文字で想像してもらいますか。

 

そこは畳、ふすま、ちゃぶ台、冷蔵庫、バスタブ…….社宅で見かけたことのあるものばかりでできた世界。何度ふすまを開けても、何度階段を上り下りしても、出口は見つからない。
ふと見つけた窓から外にでてみれば、そこには樹海と果てしない青空がひろがっていた。あたりにはこの建物以外見つからない。

 

てな感じですかね。お~、ここだけ読むとどっちかというとホラーかも、いや天真爛漫(?)無邪気(?)な主人公のおかげでホラー感は全くありませんが。

僕だったら「え…….?なにここ、どうすればいいの?」とかまごまごしてるうちにバケモノに食べられてジエンドってとこですかね(ジエンドの意味も実は死ぬ、という意味ではないのですがそれは読んでからのお楽しみです)

 

お次の魅力は主人公です。キャラ読みってどうしたってあります。僕も知らない街とか散歩するのが好きなタイプなので礼香ちゃんに共感できるところもあります。でも、だいたいの部分は共感できない系主人公だと思います。

彼女はいい意味でも悪い意味でも純粋すぎちゃうんです。本来なら、大人になるにつれて「常識」と呼ばれる集団圧力に負けて純粋な興味・好奇心に基づく行動はできなくなっていく。失っていく。けれど彼女には、どうしてそれがだめなのか理解できない。

そうして、子供のころは一緒に探検(=大人たちからしたら奇行になってしまうのです)していた友達も、ひとりひとりいなくなっていった。

そんな時に出会ったのが、ゲームバグだったんです。彼女にとって「生きづらく」なっていった現実世界と違って、ゲームの中には開発者ですらまだ知らない世界が広がっていたんです。

 

『与えられた選択肢が最善とは限らないもの。ちゃんと自分で考えて判断したいわ』

 

作中の彼女のセリフです。これは結構序盤のセリフですが、礼香ちゃんは言動の節々で生きるうえでの信念というか、こだわりが見えてきて魅力的です。

 

 

あとはもうただひたすらこの世界の魅力を語りたいのですが、このままだとネタバレになってしまうのでそっちはまた今度にします。

 

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ところで話は変わりますが、「四畳半神話体系」という本を知っていますか?これは森見登美彦という作家さんが書いた小説で、最近だと、「夜は短し歩けよ乙女」というアニメ映画が劇場で上映されました。

 

 


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四畳半神話体系もアニメ化してたそうですが、この作品の最終章が、すごく今回の「百万畳ラビリンス」の建物の感じに似てるなあ~と思って。

で、せっかくだし森見さんも好きな作家さんなので布教させていただきます。

たしか四畳半神話体系の場合は、自分(大学生)が住むボロアパートの四畳半が、どこまでもどこまでも続いてるんです。ドアを開けたら四畳半。窓を飛び越えても四畳半。壁を壊しても四畳半……。

 

怖いはずなんですが、ここまで生活感あふれた四畳半だとちょっと笑えてくるんです。主人公の下卑た大学生っぽさも好きです。高校生とか大学生とかのほうに好きって層が偏りそうだと個人的には思っているのですが、どうなんでしょうね。

 

とりあえずおススメです。というわけで本日は二冊の本を紹介させていただきました。「百万畳ラビリンス」と、「四畳半神話体系」ですね。復唱しましょう。

 

あ、四畳半神話体系も今度おすすめブックスのほうで紹介させていただきます。僕はモリミー先生(森見さん)の作品結構好きなので、順次挙げてくと思います。

 

最悪、モリミーの良さをわかってもらえない場合は、医学部の特権を生かして「これ読むと娘さん、息子さんの頭がよくなりますよ~」とか全国のお母さま方に紹介してみようかと。なんて考えてるアホ医学部生なのでした。

 

ちゃんちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 


eipin219

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